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【2024年最新】日本からオランダへの目的別ビザ一覧 

更新:2024/07/19 14:31

オランダは、歴史的建築物や美しい運河、世界的に有名な美術館を有し、また、ヨーロッパの心臓部として、近年注目されている国です。そのオランダに訪れるには、目的に応じた適切なビザの取得が欠かせません。本記事では、オランダ渡航におけるさまざまなビザの種類を解説いたします。
また、別の記事にて、それぞれのビザの申請方法の詳細についてまとめていますので、合わせてご確認ください!


シェンゲン協定とは?


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協定加盟国間において、ビザなしで加盟国内を自由移動できることについて規定するものです。
EU加盟国の中で、主な加盟国はオランダ、イタリア、フランス、ドイツなどがあります。
以上のことから、観光ビザがあれば、180日間以内のうち90日間で、オランダ→イタリア→フランス→オランダをビザなしで移動可能。

※注意点
シェンゲン協定加盟国に入っても、滞在日数はリセットされることはありません。過去180日間の滞在日数がすべて累積でカウントされます。また、この180日間以内で90日間を終了してしまうと、最初の入国日から180日経たなければ再入国できません。


「観光」の場合


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観光ビザ

  • 特徴

    • 観光を目的とした短期間の滞在をするために取得可能なビザです。滞在国でのビジネス活動は許可されていないので、注意が必要です。
  • 滞在可能日数 🗓️

    • 180日間以内のうち3か月(約90日間)
  • 条件 ✅

    • 入国する場合は往復の航空チケットが必要
  • 申請に必要なもの 📝

    • 有効なパスポート
    • 入国する場合は往復の航空チケット
    • 宿泊先の予約証明
  • 申請料金 💶

    • パスポートがない場合は、作成申請費用がかかる (10年有効→16,000円)
    • 入国する場合は往復の航空チケットのみ

「移住」の場合


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1.
個人事業主ビザ

  • 特徴

    • 非EU国の起業家がオランダで事業を行うために必要なビザです。このビザは、ビジネスプランの評価、事業の持続可能性、オランダ経済への貢献度を基に審査された上で、取得可能なビザです。
  • 滞在可能日数 🗓️

    • 2年から最長5年
  • 条件 ✅

    • 日本国籍者であること
    • 犯罪歴及び不法滞在歴が無い事
    • 個人事業主として起業すること
  • 申請に必要なもの 📝

    • 銀行口座の残高証明書(英文)
    • アポスティーユ(戸籍謄本)など
  • 申請料金 💶

    • € 500

2.
企業内転勤(ICT)ビザ

  • 特徴

    • 国際的な企業が海外の支店、親会社、子会社、または関連会社に自社の従業員を転勤させるために取得可能なビザです。
  • 滞在可能日数 🗓️

    • マネージャーやスペシャリストは最長3年間(研修生は1年)
  • 条件 ✅

    • 非EU/EEA国やスイス国外の企業に所属している
    • オランダへの転勤する前に、同会社グループ内で最低3ヶ月以上在籍している
    • マネージャーやスペシャリストとして、特定の専門知識や管理スキルを持っている
  • 申請に必要なもの 📝

    • 基本的にはICTビザの申請手続きは、人事部が手配を行う場合が多いので、ビザ取得に関して相談することをおすすめします。
  • 申請料金 💶

    • 会社負担

3.
研究者ビザ

  • 特徴

    • オランダの認可を受けた研究機関で科学研究を行うことを目的とする研究者が取得できるビザです。研究プロジェクトが続く限り、ビザの延長を申請可能です。特定の条件の下で、配偶者や子供を同伴することが可能です。
  • 滞在可能日数 🗓️

    • 研究契約期間に依存し、最長5年間
  • 条件 ✅

    • オランダの研究機関との間で研究契約を結び、研究プロジェクトに参加している
    • 高等教育資格(学位が修士以上)を所持している
  • 申請に必要なもの 📝

    • パスポート
    • 学歴証明書
    • 研究プロジェクト概要など
  • 申請料金 💶

    • € 228

4.
配偶者ビザ

  • 特徴

    • オランダ在住のパートナーと一緒にオランダに住むために申請できるビザです。取得後に市民化テスト(inburgering exam)に3年以内に合格する必要があります。
  • 滞在可能日数 🗓️

    • 最長5年間
  • 条件 ✅

    • 犯罪歴及び不法滞在歴が無い事
  • 申請に必要なもの 📝
    パートナー側と申請者本人が用意する必要がある書類と2人で用意する必要がある書類があります。

    • パートナーが用意する書類
      • パスポート
      • 就業証明書
      • 会社の給与明細(3ヶ月分)
      • 雇用主の宣言書
      • パートナー証明書 など
    • 申請者本人が用意する書類
      • パスポート
      • 婚姻具備証明書
      • 犯罪履歴がないことの証明書
    • 2人で用意する書類
      • リレーションシップの宣言書
      • 交際に関する質問書(IND上で書類をダウンロードして記載)
  • 申請料金 💶

    • € 228

「留学」の場合


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学生ビザ(大学、大学院留学に限定)

  • 特徴

    • オランダ現地の教育機関への留学に必要なビザで、在籍している大学と提携している大学であれば大学経由で、それ以外については、留学支援サービスや直接教育機関に連絡の上、取得が必要です。
  • 滞在可能日数 🗓️

    • 学習期間に応じて異なる
  • 条件 ✅

    • オランダの教育機関からの入学許可がある
    • 犯罪歴及び不法滞在歴が無い事
  • 申請に必要なもの 📝

    • 志望動機書
    • 銀行口座の残高証明書(英文)
    • 犯罪履歴がないことの証明書
    • 成績証明書
    • 語学の証明書(IELTS 6.0以上またはTOEFL iBT®テスト:79-80)
  • 申請料金 💶

    • € 5,000〜

「ワーキングホリデー」の場合


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ワーキングホリデー(ワーホリ)ビザ

  • 特徴

    • オランダの社会と文化を知ることを目的とした18歳から30歳までを対象とした文化交流プログラム「ワーキングホリデー」で取得できるビザです。最近は、このワーホリビザを活用して、多くの人が海外へ出稼ぎを行うケースが増加しており、ニュースやXといったメディアで取り上げられています。
  • 滞在可能日数 🗓️

    • 最長1年
  • 条件 ✅

    • 日本国籍者であること
    • 申請時に18歳以上30歳以下であること
    • 犯罪歴及び不法滞在歴が無い事
    • 扶養家族が同伴しないこと
    • 文化交流・社会学習が主な滞在目的であること
    • 過去にオランダのワーキングホリデービザを取得していないこと
  • 申請に必要なもの 📝

    • 戸籍謄本(アポスティーユ)
    • 銀行口座の残高証明書(英文)
    • ビザ申請用紙(Application Form)
    • 経歴証明用紙(Antecedents Certificate)
    • 事前登録番号が記載されたメールのコピー
    • パスポートのコピー
  • 申請料金 💶

    • € 76

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この記事の著者 / 編集者


DEJIMA
DEJIMA編集部